和歌山県九度山町にある谷本萬寿堂。その歴史は昭和33年に始まり、地元の人々に愛され続ける和菓子店として親しまれています。中でも、お店の看板商品である「きなこのお団子」は、一度食べたら忘れられない美味しさで、多くの人々を魅了しています。また、わらび餅や栗が丸ごと入った栗饅頭も人気商品として評判を呼んでいます。
素材へのこだわりが生む極上の味
谷本萬寿堂の三代目店主、谷本寛久さんは、素材へのこだわりを何よりも大切にしています。大阪や奈良から取り寄せる厳選されたきなこは、香ばしさと風味の深さが特徴。そのきなこがたっぷりとまぶされたお団子は、一口食べると口の中に広がる香りと、もちもちとした食感がたまりません。
このきなこ団子は、店主自らが毎朝早くから心を込めて作り上げます。極力作り置きをせず、その日に作ったものをその日に提供することで、新鮮で最高の状態でお客様に届けることができるのです。
大きな栗饅頭
さらに、わらび粉を使ったわらび餅も人気商品で、そのもちもちとした食感が絶妙です。特に夏の暑い季節には、冷やして食べることで一層おいしさが引き立ちます。そして、もう一つの注目商品「栗饅頭」。この栗饅頭には、大きな栗が丸ごと入っており、栗好きにはたまらない一品です。しっとりとした生地と甘さ控えめの餡が、栗の自然な甘さを引き立て、季節を問わず多くのお客様に愛されています。
きなこ団子の魅力
きなこ団子の最大の魅力は、その香ばしさと素朴な甘さです。お団子自体は、もっちりとした食感が特徴で、一口噛むごとにきなことの絶妙なハーモニーが楽しめます。また、きなこ自体が甘すぎず、程よい甘さが口の中に広がるため、何個でも食べたくなる美味しさです。この団子は、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛され、地元の常連客はもちろん、遠方からもこの団子を目当てに訪れる人が少なくありません。
また、わらび餅や栗饅頭も、団子と並んで人気を集めています。特にわらび餅のもちもち感と栗饅頭の贅沢な栗の風味は、季節ごとに訪れるリピーターにも好評です。どの世代でも楽しめる谷本萬寿堂の和菓子は、その伝統的な味わいに現代的な工夫を加えた逸品です。
ひと手間でさらに美味しく
谷本萬寿堂のきなこ団子は、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、少し温めて食べることで、さらにその美味しさが引き立ちます。きなこの香ばしさがより一層際立ち、団子のもちもち感も増すため、一口食べるごとに思わず笑顔がこぼれることでしょう。また、お団子を冷たいお茶と一緒にいただくのもおすすめです。きなこの風味が口の中で優しく広がり、リフレッシュした気持ちになります。
未来に向けた新しい挑戦—きなこ商品のラインナップ拡充
谷本萬寿堂は、これまでの人気商品に加え、さらなる成長を目指しています。その一環として、谷本寛久さんは、きなこを使った新商品の開発を企画中です。
きなこ団子だけでなく、きなこを使ったさまざまな和菓子をラインナップに加えることで、きなこ好きのお客様にさらに満足してもらえる店づくりを目指しています。例えば、きなこを使ったクリーム大福やきなこ餅など、現代風のアレンジを加えた和菓子の開発が進んでおり、今後の展開に期待が高まっています。
谷本萬寿堂でのひととき
九度山町を訪れる際には、ぜひ谷本萬寿堂に立ち寄ってみてください。店内には、谷本さんが心を込めて作り上げた和菓子が並び、特にきなこ団子は一度は味わってほしい逸品です。お土産としても喜ばれること間違いなしですし、その場で味わうことで、旅の思い出がさらに深まることでしょう。また、わらび餅や栗饅頭もぜひ一緒にお楽しみください。
谷本萬寿堂の和菓子は、ただの食べ物ではありません。素材へのこだわり、作り手の情熱、そして何よりお客様への感謝の気持ちが一つ一つの商品に込められています。これからも、寛久さんの新たな挑戦により、谷本萬寿堂の和菓子は進化し続けることでしょう。ぜひ一度ご賞味ください。その味わいは、きっとあなたの心に残ることでしょう。
